ーORIGINAL PEDALー - エフェクター工房ROOT20

エフェクター工房 ROOT20
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絶版部品を使用した少量生産、ROOT20オリジナルペダルです。

After Burner 01

エフェクト最終段、アンプの前に入れて使用するプリアンプブースターです。有名なテープエコーEP-3のバッファ音再現を狙ったもので、これを通すと、中低域の座りよく音の厚みが増し、音の芯がはっきりとするため各弦の分離感もよくなります。同様のエフェクターもずいぶんと増えましたが、AB01はEP-3とは違う回路構成ながら、EP-3との徹底的な音の比較で部品選択(艶あり4558Dの特定ロットやビンテージのカーボンコンポジット抵抗を使用)することにより音の再現度を上げています。

AB01はDirect/Mild切換スイッチで音質を微調整できます。Mildはネオビンテージとでもいうべき再現モード、Directは現代的にアレンジしたモダンモードです。なお、AB01の生産都合上、Directモードに使う出力抵抗が途中で変わっており、前期型(裏蓋内部にNRの表記なし)はDirect音が少々ウエット、後期型(裏蓋内部にNRという表記あり)はDirect音が少々ドライです。

AB01には、フットスイッチOFFでの内容により、下記2バージョンがあります。

True Bypass Version

フットスイッチOFFではトゥルーバイパス、フットスイッチONではノブでゲイン可変のプリアンプとなります。AB01は内部で9Vから±9Vを作り、入出力段にカップリングコンデンサを持たないDCアンプ構成となっています。そのためTrue Bypass Versionでは、前後に接続される機器との相性により、スイッチ切換時にノイズを生じる場合があります。

Preset Level Version

常にプリアンプを通る仕様で、フットスイッチによってゲインが切り換わります。OFFのゲインはトリマ抵抗で設定しておき、ONのゲインはノブで設定します。

Super Charger 01

オーバードライブ、ディストーション、ファズなど、歪みものペダルの前に入れてゲインを稼ぐパワーブースターです。「シングルコイルでもハムバッカーでも使えるものを」というリクエストに応じて開発しました。シリコントランジスタ1石のブースターですが、出力レベル調整ツマミ(増幅率0~25倍)の他にハイカット調整スイッチとトランジスタ切換スイッチを設けました。

ハイカット調整スイッチは、ハイエンドの高域量を7段階に調整するトーンスイッチです。オーバードライブにはハイカット少なめでメリハリ感を出し、ディストーションやファズにはハイカット多めで余計なギラギラ感を抑えるのが基本設定です。

トランジスタ切換スイッチは、開発中に試したウン十種類のシリコントランジスタの中からこれぞという3種類を選び、ロータリースイッチで切り換えできるようにしたものです。

A=弦を弾いたときのアタック感、音の芯が残るモード
B=高域が延び、低域が抑え気味になるモード
C=適度に音の角が取れるビンテージライクなモード

となります。

FUZZ 1964

ゲルマニウムトランジスタ2石のファズで、回路的にはTONE BENDERやFUZZ FACEに近いものの、独自の回路アレンジを加えた躍動感タップリのファズです。ファズとしてはそれほどハイゲインではなく、ピッキングの強弱や弦振動のウネリを立体的に表現します。絶版の国産NPNゲルマニウムトランジスタを採用しており、通常の9Vのパワーサプライも使用できます。

ゲインを調整するFUZZツマミ、音量を調整するLEVELツマミのほかに、トーン切換スイッチが付きます。TREABLEが中高域をメインに躍動感のあるモード、FATが中低域をメインに落ち着きを持たせたモードです。ゲルマニウムトランジスタはhFEを選別していますが、環境温度や電池電圧でも音が変わったり、元々の個体差があったりもします。モアゲインが必要な場合には、上記 Super Charge 01 との相性がバッチリです。


FUZZ of 8 tunes

シリコントランジスタ2石のファズで、9曲(究極)だと後がなくなるので、8曲のファズと命名しています。FUZZ 1964とは回路構成も異なりますが、ゲインを調整するFUZZツマミ、音量を調整するLEVELツマミのほかに、トーン切換スイッチが付くのは同様です。

最終更新日 2024年3月22日
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