TS系モディファイとは異なる絶版ダイオードを独自に使い、音圧アップを施しました。音の立ち上がりと抜けがよくなり、輪郭のはっきりした歪音が得られます。
1980年代 SD-9(黒ラベル・白ラベル)のモディファイ
80年代のオリジナルSD-9は初期と後期とでコンデンサの定数が異なり、ファットな音からブライトな音へと変遷しています。どちらも元々、当時のNJM4558D(艶ありJRC4558D)が載っていますが、後者をベースに音圧アップしたものがSD-9/Mod1となります。オリジナルのSD-9はエフェクトOFFにしてもバイパス音に歪んだ音が混じる欠点を持っていますが、SD-9/Mod1ではディストーション回路の前段に電子スイッチ(FET)を追加することでバイパス音を改善しています。なお、SD-9 の後継機SD-01も中の基板は後期SD-9と同じなので、SD-01/Mod1の製作も可能です。
リイシュー(MAXON SD-9)のモディファイ
リイシュー(トゥルーバイパスペダル)は近年のNJM4558D(艶なしJRC4558D) になっていますが、オペアンプそのままで音圧アップモディファイしたものがSD-9/Custom Modとなります。オペアンプを1980年代のNJM4558D(艶ありJRC4558D)、もしくは高域特性のよいJRC4580D に交換したものがSD-9/Mod1となり、さらにTS9/Mod1+Cと同様に電解コンデンサを交換したものが SD-9/Mod1+Cになります。