ーTube Screamerー - エフェクター工房ROOT20

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Ibanez Tube Screamerシリーズ、音圧アップモディファイと、トゥルーバイパスモディファイのページです。

Mod1
(TS9/mod1 OD-9/Mod1 TS808/Mod1)

音圧アップ、ダイオードチューン、オペアンプ交換、出力抵抗2本を交換する所謂「808モディファイ」で音作りをしています。音圧アップで音抜けが良く感じられ、ダイオードチューンの効果とあいまって、芯のある輪郭のはっきりした音が得られます。ダイオードは元機同様に対称クリップで、ゲルマニウム部品も使っていませんので、チューブスクリーマの音質がそのまま楽しめます。オペアンプには、RC4558P(中高音重視)、1980年代のNJM4558D(艶ありJRC4558D)等を用意しました。

オペアンプ初段で最大増幅率を元機(モディファイ前)の2倍に上げ、上げた半分をエフェクター内部での歪みアップに使い、残りの半分を出力レベルアップに使う細工をしています。このため、ゲインとレベルのツマミの範囲が増えたかのごとく、エフェクターで歪みを増やした音を得ることも、アップした出力でお使いのアンプを一段と深くドライブすることもできます。ゲイン0でレベル10のときには、元機より出力が上がって歪みは少なくなる設定になっていますので、ブースターとしての性能も上がります。
Mod1+C
(TS9/mod1+C OD-9/Mod1+C TS808/Mod1+C)

Mod1の内容に追加して、高域の鼻ツマミ感を解消するため、リイシューに使われている小型電解コンデンサを昔サイズのものに交換しています。オペアンプには、1980年代のNJM4560DX(艶ありJRC4560DX)等を用意しました。
Mad1
(TS9/mad1 TS808/Mad1)

クリーンアンプでも十分な歪みが得られるオーバードライブが欲しいというリクエストにお応えしてパワーアップしたモデルです。オペアンプ初段で最大増幅率を元機(モディファイ前)の4倍に上げ、増加300%分から250%分を歪みアップに使い、50%分を出力レベルアップに使っています。

TS9DX モディファイ

Turbo Tube Screamer、TS9DXは元々、TS9 にモード切換スイッチを付けたモデルで、ダイオードクランプ回路を4通りに使い分けできるようになっています。しかしながら、モードを上げていくと低音が極端に増える設定になっているためにブーミーな音となり、結局、下のモードしか使わないという声を耳にします。

TS9DX/Mod1

元々のTS9DXに、低音増加フィルターのキャンセル、ゲインアップ、出力抵抗2本を交換する「808モディファイ」を施したのがTS9DX-mod1になます。加えて、低音強化フィルターのキャンセルと、ゲインアップを施しました。オペアンプ初段で最大増幅率を元機(モディファイ前)の2倍に上げていますが、TS9DXはモードを上げていくと出力が上がる仕組みですので、上げたぶんは全て歪みアップに回しています。したがって、「TS9モード」では上記の TS9/Mod1より歪みが強くなり、また、どのモードでも TS9/Mod1と同じ音は出ません。
TS9/Mod1-DX

基本的なルックスはツマミは4個で上記の TS9DX/Mod1と変わりませんが内容は別もので、いちばん上のTS9/Mod1にブースター的に音の幅を広げるツマミを追加したものです。Comp DownツマミがTS9DXのモード切換スイッチの位置に付きますが、機能的にはON/OFFではなく連続的に調整できるコンプカットで、ゲインを上げたまま歪や圧縮感を調整して出力や音量を稼ぐことができます。Comp Downを下げてDRIVEを上げれば内部で歪を作る通常のオーバードライブになり、Comp Downを上げてDRIVEを上げればアンプの歪みを引き出すドライブブースターになります。Comp Downを上げてDRIVEを下げれば、TSの音色を保ったままでクリーンブースターになります。

トゥルーバイパス

TS9、TS808のトゥルーバイパスには、下記の手法を用意しています。

3PDTフットスイッチ(9Pフットスイッチ)

TS9はペダルスイッチを取り外し、アルミプレートを介して3PDTスイッチ(9Pスイッチ)を取り付けます。スイッチの裏側が電池スペースに出っ張ってしまうため、内部の電池スペースは無くなります。TS808はキャラメルスイッチを取り外し、直接3PDTスイッチ(9Pスイッチ)を取り付けますが、ギリギリ内部の電池スペースを確保できます。
ラッチングリレー式

TS9のペダルスイッチ、TS808のキャラメルスイッチはそのままに、スイッチと連動するラッチングリレー(自己保持リレー、キープリレー)を内部に仕込んでトゥルーバイパス化します。リレーによる電池の消耗はほとんどありませんが、電池が劣化すると音は出てもエフェクト ON/OFF の切換が出来なくなります。

最終更新日 2024年3月22日
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